「引っ越し、明日だろ?
俺も手伝いに行くよ。」
「え?いいよ。
荷物落ち着いたら会いに行くし!」
「いや、手伝う。だって・・・
早く会いてえんだよ。」
照れながらそう呟いた
その声をものすごく愛しく感じる。
毎日恒例のこの電話も
今日で終わりになる。
「祐輔、1年長かったね。」
「まあな。
理沙が東京来てくれるの
俺、すげー嬉しいよ。」
「・・・あたしも。」
ねえ、祐輔。
付き合ってもう、三年たつけど
好きな気持ちはどんどん大きくなる。
電話だけでなく
明日からは会おうと思えばすぐ会える。
祐輔、大好きだよ。

