「受かった!!!」



すごく嬉しそうに報告してくれた祐輔。





それからは毎日一緒にいてくれた。
遠距離になる日まで
沢山の思い出を作ろうと。





そして祐輔が卒業して
引っ越しの前日




「理沙が欲しい。
・・・俺が東京行くって言い出したのに
本当は不安なんだ。
離れる前に理沙を全部俺のものにしたい。」



そう言った祐輔。



その言葉が嬉しくて
思わず泣いてしまったのを覚えている。




あれから一年。
私は東京の大学に進学することが決定し
あと1カ月で卒業する。