うまく動かない足を
無理矢理動かして
急いで杉山くんを追いかける。
(待って!!まだ行かないで・・・!)
急いで玄関に向かい
後ろ姿の彼を見つける。
「すぎや・・・。
周平!!!!」
勢い良く振り向いた彼は
涙を流しそして
「えりちゃん!!」
そう言ってあたしの元へ・・・
ギュッ・・・
「えりちゃん。なんで追いかけてきたの?
俺たち生徒と生徒で・・・。
ばれたら困るのに・・・。
なんで周平って名前で・・・。」
「彼女になれって脅してきたくせに
いきなり転校するとかふざけんな!!
責任とれ!!!」
「えりちゃん・・・。俺、期待するよ?」
「好きだ・・・、バカ・・・。」
「俺も好き・・・。」
そう言って私達は
二回目のキスをした・・・。

