「好きだった・・・。
大好きだったんだ。
桟橋の笑ってるところとか
友達とふざけてるところとか
野球やってる真剣な顔とか。

でもっ・・・あたしじゃダメだった・・・。」




「先輩、いっぱい泣いてください。」



ぎゅっ・・・。

「ちょっ、雄大離し」




「離しませんよ?
俺にとっては・・・







チャンスですから。」