「あたし、告白された。」

「・・・は?」


あたし、未愛は今日
高校三年生の笠松先輩に告白された。

それを打ち明けてるのは
幼なじみで同い年の涼介。


「誰に?」

「三年の笠松先輩」

「返事は?」

「明日する予定」

「そうじゃなくて。OKするか、しないのか聞いてんの。」

「OKするよ?」

「は?」

だってそうでもしなきゃ
涼介、あたしのこと意識してくれないでしよ?

ずっと傍にいた。
毎日一緒にいた。


だけどあたしが涼介を好きでも
涼介はあたしを女とは見てくれない。