「はぁーあいいことねぇ〜かな」
俺は近くのコンビニに寄った
あっバームクーヘンだ買うか。
ウィーン自動ドアがあいた
「はぁはぁはぁあっ」
急いでこっちに駆け寄ってきた。
「バームクーヘン⁉︎」
俺が手をかざしているバームクーヘンを見つめながら叫んだ。
あっバームクーヘンを買いたいのか?
「あのバームクーヘンですか?
俺買わないからどうぞ」
バームクーヘンを差し出す。
「えっ本当にいいんですか⁉︎」
「これすっごく美味しいんですよ。」
そんな必死に言われるとどうしていいか
わからなくなる。
「どうぞ」
彼女はありがとうございますと深々とお礼してレジに行った。
かわいい素直な子だと思った。
俺は缶コーヒーを持ってレジに行った。
ウィーン「ありがとうございました」
外に出るとさっきの彼女がベンチに座ってバームクーヘンを美味しそうに食べていた。彼女はペコッとお辞儀をした。
俺はベンチのはじに腰を下ろした。

缶コーヒーを開けると
「ギター弾けるんですね」
えっなんでわかったんだ‼︎もしかしたら
俺のファンかな
「指が硬くなってるから。私のパパもそ
うだったから。」
あっそういうことか。
「歌手なんですか?」
ズッキーーーン!痛いです。その言葉
「歌手希望って感じかな⁇」
「なんて名前ですか⁇」
絶対に知らないだってまだCDすら出したことが無い。
「絶対知らないよー笑」
「知ってるかも」
「山田しん。」
沈黙‥‥‥‥笑
「うーん。ちょっとわからないや」
「だろうな」
「じゃあこれからいっぱい有名になるね
「えっ????」
この俺が無理無理笑
「だってこのシール(いいことがある)っ て書いてあるもん。この占いよく当た るんだよ。」
彼女はバームクーヘンに貼ってあるシールを見せてくれた。なんだそんな事かでも素直な子だな
「はいっこれあげる。きっといいことが
あるから!がんはれ♪」
彼女は立ち上がり小さくガッツポーズを
して、ばいばいと手を振って行ってしまった。
でもなんだろう。元気が出た‼︎
まぁもう少し頑張ろう