「やっと来たか」 そう言うこの12、3歳ぐらいのぽっちゃりとした男の子は紛れもなく 私達の依頼主である 「トゥルラッカ王国第一王子のアランだ こっちだついてこい」 そう言って連れて来られたのは 大きな荷物を引く馬の前で 砂漠越えに必要な物は一通り全て揃っていた しかし、一通り揃ってはいるものの 王族のしかも第一王子が旅に出るというのに何となく簡素すぎるような気がする 実際に一緒に行く人数も少なく これでは盗賊に襲われても太刀打ち出来ないだろう