私は帰りながら今日の事を思い出す “家族”か… 私もメルディアナであんなに愛されていただろうか いや、それはない 団長の娘である私は役柄の件で妬みや嫉妬の格好の標的になっていただけだ それに父でさえ私を裏切ったのだ 表面上は取り繕って、幼い私はそれを愛だと勘違いして そしてそこに隠れた野心を知るのはいつも裏切られる最後の時 後には空っぽになった自分だけが残るんだ 「リュカ…今日はちょっと寒いね」 そんな私達を見守るように歩く道を電灯がぼうっと照らしていた