「ううっ…でも、でも…そうよ、貴方達のせいだわ!!
貴方達は依頼屋で私を殺すように誰かに頼まれたんでしょう!?
貴方達私が下敷きになるように仕向けた
だからあの時一番に来れた…違う!?」
「エリーナやめなさい」
エリーナの言っていることが考えにくいのは一目瞭然であり、
一座の誰も信じていないのは見て分かるが
彼女は酷く混乱している様子で
キッと私達を睨みつける
「分かりました、そこまで言うならこちらにも提案があります」
今まで沈黙を通してきた彼が急に話しだした
私には彼の意図が全く読み取れない
この状況でなにを考えたと言うのだろうか

