むーっと睨みつけてくるアリアはとても年相応で可愛らしい 「まぁ、初恋の相手ではあるけど」 「えーっ、なにそれなにそれ!詳しく聞かせて!」 コロコロと変わる表情に私は笑う それにしても、少し話しすぎた 依頼屋は自分についての情報はできるだけ隠さなければならない 自分で言った事を逆手にとられて弱みを握られない為だ もちろんアリアが私の弱みにつけ込むとは思わないが この会話を聞かれているかもしれないと考えると、 やっぱり私的な話はやめた方が得策だ