少し気まずくなってしまった空気をなんとか変えたくてアリアに話しかける
「ねぇ、アリアはいつからここの一座にいるの?」
「え?私は五年前くらいかな。
丁度その頃、ヘレスっていう国で大規模な戦争があったの
私はその近郊の街に住んでたんだけどね
そのヘレスの国の戦火が私の故郷に飛んできちゃって…
両親なくして泣いてたところを今の団長に拾われたってわけ
あっ、ほら!リゼリア、そんな顔しないで!!
全然気にしてないもの!確かに両親がいないのは寂しいけれど
ここには団長や皆がいるし、皆私を愛してくれるもの」

