依頼屋




「着いたぞ降りろ」


少女はふらふらと立ち上がり、外へ出ると手錠をされた


少女はもう抵抗しなかった


する気力も体力もなかった


朝日が眩しくて手をかざした


太陽は温かく、これが現実だと否応なく象徴する


少し歩くと大きな施設が見えてきた


「今からお前はここで暮らす」


その施設は賑わった城下町の一角に広々と建っており、とても目立つ


「今日からお前はこの国の兵士だ」


「兵士…?」


「そうだ、戦争地へ向かい戦うそれがお前の使命だ」


その時少女は気がついた


あぁ…売られたんだと


この国では兵士になるとその親戚に多額の金が支払われる


しかし、誰でもなれるという訳ではなく実力が伴っていなければならない






少女はやっと気がついた


今までの生活が普通ではなかったことに