アイス屋さんからゲーセンは近いからすぐに着いた。 「…あれ?雛?」 誰かに呼ばれ… え…え!? 「晃希っ!?うそっっっ!!!」 「やっぱ雛じゃん!!!!」 晃希ってのは、あたしの幼なじみ。 そしてあたしの好きな人。 普段はクールすぎるくらい静かなのにあたしの前だとキャラが一転する。 小さな顔に、二重でおっきい目、鼻筋の通った鼻。 誰が見てもイケメンだと思う。 「…ねぇ雛。5分いいか?」 「あ、うん!!いいよー!」 あたしは瑞希に、少し待っててと言って外に出た。