四年前
俺は高校三年。
初めて春菜を見かけたとき
あいつは彼氏と一緒にいて
毎日楽しそうにしていた。
夕方に電車をのると
たまに会う女の子。
俺にとってただそれだけの存在だった。
「・・・はあ。」
学校やっと終わった。
勉強めんどくさいなー。
受験めんどくさ。
そう思いながら
また電車に乗ると
春菜を見かけた。
あれ?今日は1人なのか?
隣にいつもいた彼氏らしき男の姿がなく・・・
なぜか春菜は
辛そうな苦しそうな顔をして
下を向き涙をこらえていた。
喧嘩でもしたのだろうか。
なにかあったのか?
なあ、いつもの笑顔で笑ってくれよ。
・・・気づいたときには
春菜のことを
たまにしか会わないあの女の子のことを
常に考えている自分がいて
何があったか気になる自分がいた。

