今日も目立つ彼の青色マフラー 朝8時15分の電車 決まって三号車に乗る彼と 毎朝顔を合わせるのはいつもの日課 でもきっと それが日課だと思っているのはあたしだけで 彼はあたしのことなんて 覚えてるわけがないんだ。 近いのに遠い 話しかけたいのにその勇気はなくて 今日も彼の青色マフラーを目印に 彼を探してバレないように近くに座る。