~precious'memory~


俺は昔、女みたいな奴だった。
ちょっといじめられ気味で根暗っつーか、
好きなものもとにかく地味だった。
戦隊モノよりままごと。みたいな。
まぁそんな性格で地味な人生だった。
小学校3年までは。

小3のある日の朝、理由は忘れたけど
ある奴が暴れ出した。
昔よくいたじゃん?気に入らねーことあったら泣いて物投げたりして凶暴化する奴。
そーゆー奴がいつものよーに暴れ出した。
俺は被害受けないために遠くに逃げてた。
ただその日のそいつはいつもより激しくて、
椅子を投げた。
俺に命中。
頭おもっきり打ったよ。
で、俺はいつもならヘラヘラしてた。
ちなみに俺弱っちくても泣かないタイプだった。補足ね。
でもその日だけは違った。
なんか記憶飛んで気づいたらそいつに飛びかかってた。
人生初の喧嘩。
そいつは(仮にオノ君)ハサミだの彫刻刀だのなんでもアリだった。
俺は腕にそれが刺さってんのに関係なくオノにひたすら殴る蹴る。
先生登場で引き剥がされる。
オノは連れてかれた。
俺はおさまんなくて男性教師3人で取り押さえられ保健室。
手当されて親に連絡。
帰された。

家に帰って怒られんのかなとかビビってたけど怒られなかった。
俺の親は筋金入りの元ヤンで、
いつもやり返さない俺を逆に不安がってた。