pureLove 永遠の愛

春休みに入って心はまた
姉貴の店でバイトを始めた。


「休みにボーッとしてる暇が
あったら店の手伝いに来い!!」


と言う兄貴からの命令で
俺も本店の手伝いに行っている。


もちろん厨房なんて入らし
てもらえず…ホール担当。


でも親父と兄貴が作った料理を
旨そうに食べてるお客を見てると
嬉しくなる。


常連ともなると最後のデザートで
親父が挨拶に出て来る。


その後ろ姿を見ていると本当に
自分の親父なのか疑う程オーラ
を発していて俺は近付く事さえ
出来ないで居る。


「おい!!隼人.今日はもう
上がっていいぞ…。
ちゃんとみんなに挨拶して
から帰るんだぞ!!」


兄貴に言われてホールの
スタッフに挨拶して帰る。


「お先に失礼します!!」


そして厨房へ…。


「お先に失礼させて頂きます!!」


「お疲れさん。」


親父からの一言。


そんな親父の背中に
俺は頭を下げて帰る。


店の中での親父は
俺にとって憧れなんだ。