pureLove 永遠の愛

「でも…もしお前の夢が
変わってないなら…。
高校を辞めてでもイタリア
に行け…。
日本で学ぶのも悪くない。
でもやっぱり本場の技術に
は勝てないんだよ。
俺は向こうに行って思った。
もっと早くこっちに来てれ
ば良かったって…。
向こうでは15.6から修業に
来てる奴がゴロゴロ居るんだ。
だから俺と同い年の奴でも
格が違うんだよ。」


話してる兄貴の顔を
見ると昔とは違った。


良くわかんねぇけど…。


兄貴がスゲェでっかく
見えたんだ…。


少しだけ…純粋に夢を持っていた
幼い頃を思い出し眠っていた自分
の夢を追い掛けてみたいと思う。


でも…今の俺には心と離れて
暮らす事は考えられなかった。