pureLove 永遠の愛

それまでなんの連絡もなかった
兄貴から俺が中学卒業を目前に
控えたある日.電話があった。


久しぶりの兄貴の電話は
高校に進学せずにイタリア
に来いと言う内容だった。


俺は悩んだ末.高校に進学する
事に決めた。


その時すでに俺の夢はただ
漠然とした夢になってたか
もしれない。


夢を追いかけるよりも旬達
とバカやって夜遊びして…。
色々な遊びを覚えた俺には
そっちの方が魅力的だった。


昨日の夜…4年前のあの時と
同じように兄貴が俺の部屋に
入って来た。


「隼人.お前の夢は今も
変わってないのか?
それとも他に何かやりたい
事が見つかった?」


「………。」


「隼人…他にやりたい事が
見つかったんならお前は
その道に進めばいい。」


「兄貴!?」


以外だった…。


俺は兄貴が帰って来たら
すぐにでもイタリア行きを
進められると思っていたから…。