階段を何段か上がり、踊り場に来た。



上は理科室とかだから課外の今日は殆ど人が通ることもないだろう。


ケータイを開くと、春華からのLINEだった。




『ごめん、昨日の告白、見られたみたい』


『あー…別に』
『後からどうせバレたと思うし』


『そっか。』
『今日、デート誘ってくれて嬉しかった』
『裕くん行きたい所ある?』



『うーん』
『春華は?』

『タワレコ行きたい』
『あんまり、デートっぽくはないかな?笑』