緑の隙間から覗く朝日。


まだ、朝なのにそれを見るだけで汗が首を伝いそうだ。


もう8月も終わりなのになんでこんな暑いの?


そう悪態をついてもこの日射しが手加減してくれるわけではない。



「春華!」




上を見ていたから気づかなかった。


気づくと、裕くんは公園に入ってきたところだった。