え、高嶺の花が僕の彼女⁉︎

バチッと頭の中で何か光った。




夕暮れの公園。




「母さんにぶらんこに乗せられて、肩を押された。」




きっと、この公園だ。


「うん。」



「いつも、花を生けてた。ハーブの紅茶が好きだった。」




「一度だけ、家族4人で外食した。どこに行ったかは覚えてないけど……」



「うん。ちゃんと、思い出あるじゃん……裕くん、私は裕くんに強い人でいて欲しい。お母さんから目を逸らさないであげて?」