僕は残りのうどんをかきこんで、飲み下すと、席をたった。


「ちょ、裕くん⁉︎」


春華の無表情がくずれ、焦った顔になる。



僕はその男子2人、と女子が3人座るテーブルに歩いていった。


「さっきの、消してください。」


「は。何言ってんの。」


その女子の声は先程のゲラゲラ笑ってた声より、少し、上ずっていた。


「撮ってたよね?」


「何…言ってんの……自意識過剰なんじゃない?」


プチン、と僕の中で何かが切れた。