放課後音楽室


「お前んち、久しぶりに行きたいし。」

「…なんもお礼とかできないよ?」

「お前は馬鹿か」

「でたよ、そうやって。」
前言撤回。優しいとか無し。



「…今日お前んち行くから。」

「う、うん…?」

慧は自分の耳を触りながら
なぜか早足で自分の席へ戻っていった。

何、照れてんの?

慧の小さい頃からの癖。
照れてる時や、恥ずかしい時、
慧はよく耳を触る。


「?変なの。」