今日も昨日と同じ、美春の病室へ言った。


すると、僕の母さんと父さん 、美春のお母さんがいた。









「失礼します。」


「港っ!」


「か、母さん!!!父さん!!!!」


「久しぶりだな、元気だったか?」


「うん。父さんも元気だった?」


「あったりまえだ。」


父さん、昔から頑固なのは変わらないなぁ。


「美春は寝てるの?」


「ぉぉぉぉぉ。寝てるぞ。」


「…………うーん。………あれっ?なんか人がいっぱい…」


「あなたっ!声がでかいから美春ちゃん、起きたじゃない!」


「おおおお。すまんすまん。起こしてしまったか。」


「あ…あなたたちは………確か…。」


「あれぇ?忘れてしまったか?」


コソコソ「あなたっ!記憶がないってこと忘れてない?」


コソコソ「ああ。忘れてたな。自己紹介からしないとなぁ…」


コソコソ「自己紹介じゃなくて、港の父です。だけで良いから。」


コソコソ「お、、おい。ほんとに良いのか。」


コソコソ「いいのいいの。一気に覚えれないでしょ!」


コソコソ「ぉぉぉぉぉ。確かにそうだな、」


「僕の父さんと母さんだよ。」


「ちょっと港!せっかく話し合ったのに!」


「だって、二人とも話長いから。」


「「「「あはははははっ!」」」








今日は本当に久しぶりに笑った気がした。
けれど、美春は作り笑いしていたのを僕は知っている。
急に知らないひと来るし、話もよく分からないもんね。
自分自身が、記憶喪失って分からないから。















「ねぇ…お母さん。」


「どうしたの?美春?」


「…………何か大切なことを忘れてるような気がするの………」


「………………………。そっかぁ…。」


「……………うん。なんだろう?大切なことって…………」