「港さん。。、、、、、大丈夫?少し目が赤い、、、、、けれど、、」

港は美春の病室に行くと美春のお母さんがいた。

「大丈夫です。、、」

港は美春のものを鞄から出した。

「あ。さっきの本、、、。」

美春が大好きな本『二回目の赤い糸』が、また目に止まった。

「、、、、、この本。とてもロマンチックなのよ。」

「知っているのですか?」

「、、ええ。私のお母さんから渡されて私が美春に渡したのよ。港さん。この本の内容知っているかしら。」

「いいえ、、、知らないです。美春に聞いたのですが、教えてくれなかったんです。美春はとても憧れるって言ってました。」

「そうなのね、、、。港さん、、、。この本を読んで見て。」

「えっ?良いのですか?」

「ええ、、、。私は読んでほしいですから、、、。」

「分かりました。」

そう言って港はこの本を読み始めた。














「……………。」

「どうだった?短いけれど、とてもロマンチックな内容でしょ?」

「はい。とても感動する内容ですね。なんか、美春が好きな理由分かります。」



「そう?何でそう思うのかしら?」


「今は、、、まだ分からないです。けど、、なんか、、。」


「そう……いつか分かるといいわね。」


「はい………」