「美春。おはよう!」


「港さん?おはようございます。なんかテンション高いですね?」


「そうかな?いつもこれぐらいじゃない?」


「本当に高いですよ。」


「美春。このしゃしん、見てもらってもいい??」


「どれですか?」


そう言って港は美春に写真を渡した。この写真は美春がおすすめのお店と教えてくれた喫茶店「キュート」の写真だった。


「可愛いお店ですね!ピンクって女の子っぽいです。」


「これはね、美春が僕におすすめのお店っていって教えてくれた喫茶店だよ。」


「そうなのですか?私が港さんに何故教えたのでしょうか?」


「美春がお礼をしたいっていって連れていったんだよ。」


「そうですか………覚えてないですね。」


「そっか………」


「港さん……?」


「え。ああっ!ごめんごめん。何でもないよ!………」


「何でもないようには見えないですよ?」


「大丈夫大丈夫!!!…あ。ごめん。お仕事だから出るね!じゃあ、美春!!!」


「あ。はい。」


港は急いで病室を出た。


「…………ふぅ……。じぶんじしんで決めたことだけど、以外ときついな。
けど頑張らないと!」


港は仕事に向かった。










in病室


「港さん………。何か隠している?それともなんだろう?」


美春は先ほど渡された写真を見た。


「『キュート』 って確か、、、、、七奈美さんってひと居なかったっけ?」


美春は頭のなかを駆け巡った。


「やっぱり思い出せない、うーん。何だろうなぁ…」