アンドロイドと愛を学ぶ

「琥珀、どうかした?」


「む?」


「何か、さっきからボーッとしてるみたいだけど……やっぱり、人多くて気分悪い?」


「あぁ、いや、大丈夫だ」


「………本当に?」


「うむ。それより早く遊びに行こう。俺もここに来るのは久しぶりだからな。いろいろ乗ってみたい」


「もうアトラクションで騒ぐような歳でもなくなったけどな」


「ふふふふふふふふ」


「…………なんだよ。気持ち悪いなその笑い方」


「いやぁ……だって……ねぇ?」


「言いたいことあるならはっきり言えよ」


「東は今でも絶叫系の乗り物苦手なの?」


「苦手だけど何か問題あるか?」



「…………超クールに開き直った……。つまんない……」


「絶叫はお前ら二人だけで乗れよ」


「え~、絶叫乗って取り乱す東がみたいな~。ね~琥珀?」


「うむ、そうだな!乗った後に嘔吐する東がみたいな!」


「お前に向かってはくぞ」


「む、そ、それはやめてくれ。今日の服は新しいのだ。服にかからなければ別にいいが」


「いいのかよ」


「うむ。だから東も絶叫に乗ろう!」


「乗らない」


「心配はいらん。吐きそうになったら俺が手で受け止めてやる。あ、ただし袖にかからないようにきをつけてくれよ」


「どっから突っ込めばいいのか分からない……」


「あははは」


二人とも早速いい感じだ。やっぱりここにきて正解だったな。


ーーーー……






「む、お化け屋敷らしいぞ」


「……あれ?こんなの前にあったっけ?」



「似たようなのはあったな。これよりもっと規模が小さいものだったけど」



「何かすごく怖そうだな。おもしろそうだ。これには入らんか」


「…………」


「……あぁ、凪、こういうの苦手なんだな」


「いや……そうでもなかったんだけどさ、この間見た映画が結構きつくて、軽くトラウマになってるんだ」

「あぁ、あのホラー映画か。確かにあれはかなり怖かったからな」

「今でも寝る時に思い出したりするんだよね……」


「何、そうだったのか?……あぁ近頃凪の部屋のドアがあいてるのは、もしやその関係か?」


「……うん。閉めるとなんとなく怖いから、開けといてあるんだよね……」


「ははは、何だ、そうだったのか。言ってくれれば一緒に寝てあげられていたんだがな」


「結構です」


「な、何故だ?」


「どうしても!」


「……………。…で、入るのか?これ」


「うむ、入ろう!」


「凪はどうする?」


「……入るよ」


「……む、待て。だがこれは同時入場は二人までみたいだぞ」

 
「え?」


「三人一緒には入れないのか?」


「らしいな。一人か二人でお入りくださいって書いてあるからな」


「一人とか無理だよ!無理無理!」


「俺は一人でもいいけど」


「俺も大丈夫だぞ」


「私は絶対一人は嫌だ」


「じゃあ琥珀、凪につけよ」


「うむ、わかった。」


「よ、よろしくお願いします……。」


「それじゃあ、お先にどうぞ」


「わかった。出口で待ってるね」