カカオ51%恋愛



クラスのドアを開けたら、目の前に林君がいた


「あ、林くん!お待たせ!かえろ!」


「……うん」



あれ、なんか静かだな。

いつもなら暴言吐いてくるのに。

俺を待たすなんて百万年早い、とか

早く歩けよ、豚、とか。


「失礼だね、俺はそんなこと言ってないよ、被害妄想もここまでくると清々しいね」


あらら、林君はエスパーみたいだ。