――長い長い夢を見ていたようだ。
思考がぼんやりとし、体は鉛のように重い。
ここは、どこだろう。
誰か………。
痛む体をおさえ、上体を起こす。小さくうめき声を漏らしてしまったが、それでも止まるわけにはいかない。
「…君は休むっていう概念がないの?」
ふと、どこからか声がした。首を回して確認するが、やはり誰も……。
「ここだよ。」
………驚いた。驚き過ぎて、声が出なかった。
目の前には、銀髪の背が高い、水色の瞳が印象的な青年がたっている。
いつのまに、そこに……。
「いつのまにって顔だね。さっきから、ここにいたんだけどなぁ。」
……待って欲しい。まず、誰なんだ……!?
「……あ、もしかして。オレのこと覚えてないの?」
す、すみません。
青年の瞳と目があった瞬間そらしてしまった。
「……まぁ、しかたがないよね。」
怒ってない……みたい。知り合いじゃないのか?
「………あの。」
自分で出した声にギョッとした。ガラガラで聞くに耐えない声。随分使っていないようだ。
「ほら、水。」
青年が水を差し出してきてくれた。軽く会釈して、水を口に含む。と、青年が。
「……オレはね、君の恋人だよ」
ブッ――――――!!!??
思考がぼんやりとし、体は鉛のように重い。
ここは、どこだろう。
誰か………。
痛む体をおさえ、上体を起こす。小さくうめき声を漏らしてしまったが、それでも止まるわけにはいかない。
「…君は休むっていう概念がないの?」
ふと、どこからか声がした。首を回して確認するが、やはり誰も……。
「ここだよ。」
………驚いた。驚き過ぎて、声が出なかった。
目の前には、銀髪の背が高い、水色の瞳が印象的な青年がたっている。
いつのまに、そこに……。
「いつのまにって顔だね。さっきから、ここにいたんだけどなぁ。」
……待って欲しい。まず、誰なんだ……!?
「……あ、もしかして。オレのこと覚えてないの?」
す、すみません。
青年の瞳と目があった瞬間そらしてしまった。
「……まぁ、しかたがないよね。」
怒ってない……みたい。知り合いじゃないのか?
「………あの。」
自分で出した声にギョッとした。ガラガラで聞くに耐えない声。随分使っていないようだ。
「ほら、水。」
青年が水を差し出してきてくれた。軽く会釈して、水を口に含む。と、青年が。
「……オレはね、君の恋人だよ」
ブッ――――――!!!??


