翌日、私と稍は
学校に早く来て、
屋上に上がり、
作戦会議をした。


「るなに話そうと
したら必ず話しが
偶然、ずれちゃうの。」


「・・・それ、偶然じゃない
かもしれないよ?」


「え?」


「わざと、話しをしないようにしてるとか。」


「・・・ん。でも、ち・・・」


「『チャイムなるよ』」


「そ、そんな感じにずれる!」

「るなって、綺麗な顔してるけど、中学のときは
いつも、軽い男にばっか引っ掛かってね、」


「あ、そういえば、
稍とるなは幼なじみだったよね・・・」


「そうそう、
腐れ縁ってやつ?
まあ、何回かクラス離れてあんま仲良しじゃなくなったけど。


で、何回も軽い男と付き合っていつも、その彼氏が
浮気して別れてて
いつも、傷ついて・・・
うちが慰めて、
また好きな人探してさ、」


私は稍からるなの過去を
聞いた。