ちびっていうなや!!

「るな。」

るなは聞いてなかったようにトイレから出ていった。

シカトか?
シカトか。


シカト!?



「待って!」

「なに。」
態度が異常に冷たい。

「るな?
何怒ってんの?」


るなは黙り込んでいった。
「本当は、梓も
後藤先輩のこと好きなんやろ?」


初めて私のことを
梓っていった。
真剣になったときは
いつも、憧れていた共通語?を使っていたのを
忘れ、関西弁になる。


「なんで、そう思ったの?」


「だって、いつも、一緒におるやん。
今さっきまで、
後藤先輩と、話とったやんか。」

「あ、そうそう!」

「もう、いいよ。

もう、いいよ!
好きなのは、分かってるから。
正々堂々、戦おうよ。」


「ちが・・・」

「分かってるから。
あ、チャイム鳴るよ。」

「いや、あの。」

キーンコーンカーンコーン

チャイムめーーーーーーー!!