潤「石?」





雫「‥‥‥‥ごめんなさい、私用事を思い出したわ。」






私は封筒に石を入れて、もう一度セバスチャンの口にくわえさせた








雫「‥‥お父様の所にお戻り」









バサバサバサバサ







朱「雫ちゃん?用事って、急にどうしたの?」








理由も言わずに急に出ていくのも変よね‥‥








雫「あの石は、お父様がこの国に戻ってきたっていう合図なのよ。だから、挨拶しに行かなきゃならないの」








ごめんなさいね、朱花‥‥







この石にはそんな意味はないわ








この石は、“任務”を知らせてくれるもの









朱「そっか~それじゃあ早く行かないとね!」










潤「じゃあな~」








雫「フフフッ、行ってくるわね」







四人に見送られ、私は学園を後にした