「っ……これは」






父「あぁ、ナツキが持っていたネックレスだ。お守りとして持っていきなさい。」




ナツキ…




それは私の大好きな人。





そんな人が持っていたネックレス…。






「……。」





そっと手にした大事な大事なネックレスから、あの人との記憶が頭に流れ込んできた気がした






父「ナツキらしい、ネックレスだな…」







「…えぇ」





女の私が付けていると少し目立ってしまう羽根のネックレス。






でも、すごく気に入った…







父「雫、早く行きなさい。」








「はい、行って参ります。」





首に下げた羽根のネックレスに背中を押され、私はマリーナ魔法学園に向かった