あれからムーブで寮に移動し、現在噂の豪邸の前にいる






「…理事長、奮発したわね…」






ここに四人住んでたのよね?






広すぎないかしら?







朱「いつまでも突っ立ってないで、早く中入ろう?」






朱花に腕を引かれ、強引に中に入った







朱「ようこそっ!SPハウスへ!」






「…すごい、綺麗ね…」





大きな玄関の天井には綺麗なシャンデリアが飾られており、とっても綺麗






これは寮じゃなくて宮殿ね






1人頭の中でそんな解釈をしていた






玲「…部屋、案内する。」





「あ、ありがとう。」





どうやら周くんが部屋まで案内してくれるらしい





どんな部屋なのかしら






二階にあがり、チョコレートのような可愛らしいドアの前で周君が止まった








玲「ここ、今日から好きなように使っていいから」







「わかったわ。」







ガチャ






ドアを開け、中に入ってみると






「…可愛い」





全体的にピンクとブラウンで統一されたオシャレな部屋で、ベットや机、必要なものは全て揃っていた






玲「俺の部屋、隣だから何かあったら呼べよ?まぁ、ドアにネームプレートかかってるから分かるとは思うが一応」







「えぇ、用事がある時はお邪魔させてもらうわね?」








玲「荷物、早く置いてリビング行くぞ」






「あ、そうだったわ。」





私は急いで荷物を置き、部屋を後にした