どうやってこのスノーボールを倒そうかしら……





玲「どうした?もう終わりか?」





「いいえ、策を練っていたのよ」





〝ウィンドカッター〟





刃物のように舞う風で雪だるまを粉々にしていく







玲「無駄だな」





「あら、そうかしら?」







〝コントロール〟






玲「操るつもりか?」






「そうね、操るというより……味方になってもらおうと思って」







玲「(俺のスノーボールを味方に?ふっ、そんなことできるわけない)」









ムクっムクムク





テクテクテクテク






玲「残念だったな。味方にどころか操れてすらいねぇみたいだが」






〝ウィンドカッター〟






周くんはそう唱えると、一気に畳み掛けてきた








「フフッ、ありがとう、近づいてくれて……((ボソッ」