朱「あ、先生!試合の前に軽く自己紹介してもいいですか?」






北「別に構わないが、どうしてだ?」







朱「だって、もしかしたら私たちと戦うかもしれないじゃないですか!」







北「あぁ、そう言う事か。じゃあ俺は先に闘技場に行ってるぞ」






ガラガラ






担任が教室から出ていった






ふと朱花の顔を見てみると、ものすっごくキラキラした顔をしていた







朱花「初めまして!私の名前は香川朱花!宜しくね、雫ちゃん!」






「宜しく。」






潤「次は俺な?俺の名前は香川潤。朱花の双子の兄!宜しく」






涼「……鈴井涼雅。」





涼雅はぶっきらぼうにそう言ったが、少しコイツのことを気に入ってるみたいだ






何でかは分からないが、嫌いな奴には名前さえ名乗らないからな、コイツ…








玲「周玲哉だ。宜しく。」






「朱花ちゃんに香川くん、鈴井くんと周君ね?宜しく。」






朱「朱花でいいよ?長いでしょ?」






「わかったわ。朱花って呼ぶわね」






潤「俺も潤でいいよ!」






「そう?じゃあ二人のことは名前で呼ばせてもらうわね?先生が闘技場で待ってるらしから案内してもらえるかしら?」




藤堂は申し訳なさそうに眉を下げながら言った





これからコイツと戦うんだよな?






そんなに強いのか?と疑ってしまう





理由は、全く魔力が感じられないからだ