コトノハの園で



お詫びなんていらないのに、高級そうな洋菓子の山から、伊達さんが僕へのものを選別し始めた。


「この間、千花とさ、デパ地下巡りしてたんだよ。言ってた通り二次会用のな」


「ああ。だからこの山」


「透の職場からそう離れてないデパートも行った」


……


「へっ、へえ……そうなんだ」


「その近くの式場も行ったついでに」


「あっ、そうなんだ」


安堵は心の中だけで。


「深町さんのとこにも行ってきた。こっちのことは全く覚えてなかったみたいだけど。オレの顔って見られてんだよな? 透しか興味なしか」


「……」


何故そこで悔しそうな顔をするのか……。それに……


「……僕、職場とかの話したっけ……」


「桜ちゃんが客で来てくれて、それでだな」


「……ああ」


ネットワークとは、恐ろしいものだ……。