「ねぇうるさいよね あのひとの、声。 そう思わない?」 と、話しかけてくれたのが美紀だった。 後ろから身を乗り出して、はなしている。 「席も適当だし、はなしていて、聞いているひといないのにね。」 と付け加えた。