「ふーん
まぁ、良いことにしといてやるよ。」
涼も恥ずかしかったのか、涼の顔が見えないように身体を反転させられる
そして、後ろから抱きしめられたまま、ボソッと涼が耳元に声を落とした。
「名前だよ。
初代のトップに君臨してた人のな」
「え?」
意味が分からず聞き返す
すると、
ハムッと耳を食べられた。
「もう、何すんの!」
「ああ、美味そうでな」
からかってるな・・・
じっとり、横目で睨む。
「龍翼ってかいて、
“りゅうすけ “って読む先輩がいたんだよ」
睨むが、完璧にむしられた。
や、やるな。
こいつ!
「で、その先輩の彼女がつけたのが
翼龍ってわけ。
なっとく、いったか?」
納得はしたけど・・・
この体位も気になるし、
さっきのこともあるし、
イマイチ解せない。
なにがしたいんだよ!
涼!
「なぁ、お前ならどんな名前つけるんだ?
チームの名前」
いきなり、ふられて
言葉を探すためさっきのことについての思考を一旦停止させる。
「涼だから、
涼しいって、意味と
つかみどころのないって意味で
クール&ウォーター
逆にして短くして
“チーム・ウォークー“とか?」
「センスねぇな」
「はい?」
喧嘩売ってんのかな。
こいつ
「まぁ、でも良いんじゃねぇの。」
えッらそおぅに~
「じゃあ、涼だったら
なんて、つけるのよ?」
ちょっと、語尾を強くしていう。
「俺?SANAかな?」
「え?あたしの名前・・・?」
「さぁな?
でも俺の好きな武将は、真田幸村だぞ」
「・・・っ。からかったの!」
もう、怒った。勢いよく後ろを向く。
っと、唇に柔らかい感触がした。
「どうだろうな?」
そこには、不敵に笑う涼がいた。
【名前の由来は?・・・完】


