放課後
1年教室
「あの、西田さん今日も先に帰りましたけど」
クラスメイトの一人がいう。
くそ。
急いで追いかける
朝言い忘れた!
“ドラゴンには近くな“
っつとかなきゃいけねぇのに
角を曲がり裏路地にとめたバイクのところに行こうとしたとき、
!!!!!!
さな?
さな、だよな。
誰だ。あの紅い髪の男
微妙な胸騒ぎがする。
割と和やかな雰囲気だが・・・
バイクについてるステッカーの龍
あいつ、ドラゴンの奴だよな。
そう思っていると二人は、バイクでどこかに向かった
幸に電話をかける
「学校近くのコンビニでさなが奪われた」
くそ。
昨日のメールそういうことかよ。
俺の女一人で助けにこいって
幸の言うとおり
さな、が狙われてるなんて情けねぇな。
いや、それより探しに・・・
『おい。おい!涼
聞いてるか?』
携帯から幸が声を荒げる。
「ワリィ聞いてるよ」
『行くのか?』
「ああ。」
『応援は?』
「いい。」
『やばかったら電話しろ。
いいな。』
「わかってる。」
『気をつけろよ』
電話を切ってドラゴンへ急いだ
ドラゴンの倉庫に着いた
奇妙なくらい静かだ。
倉庫の中には人の気配こそするが
誰もこっちに興味がねぇみたいで
人、一人でてこねぇ
悠貴はメンバーに俺が来ることを知らせてないのか?
度胸試しかよ。
ゆるさねぇ
上への階段を駆け上がる。
奥の部屋かた叫び声がする。
「りょーーーーーーーーーう」
さな!


