【完】翼龍 ヨクリュウ ~あたしとクールで腹黒な総長と~


ムカッとする。

なんか馬鹿にされてる気分。


「どういう意味?」



少し、語尾を強めにいった。

まっすぐ、悠貴を見つめる。




「せやかて(だって)、


(小動物みたいに)かわいいだけの人かと思ってたからね。」





また、もとの悠貴に戻ってる



ナンだったんだろう?


「あれ?

かわいいって、褒めたんにスルー?」


と、からかってくる始末。


「え?ありがとう」


ハ!つい。


なんで、お礼いってんだろ?あたし


ふと、窓をみると外が暗くなっている。

携帯で確認すると7時とでている。




「わ!もうこんな時間。

バスなくなっちゃうから、帰るね。」


といって、立つ。


ジーーー


紅髪の視線がイタい

他の二人は、対戦ゲーム中らしい。

ひまで、帰ってほしくないのかな?

紅髪 可愛い♪



ン?あ、誘拐されてたんだ・・・




帰っていいのか悩んでいると、悠貴が優しく言ってくれる


「うん。そうした方がいいね。

明日、もう一日来てくれるかな?

用件言えなかったし、そしたら涼の話もしてあげる。



・・・1日だけでいいから、

涼達と仲良くおしゃべりしちゃダメだよ。

ここでのことも、ね?」




でも、後半だけ

優しいのに従わずにはいられないそんな、迫力があった