【完】翼龍 ヨクリュウ ~あたしとクールで腹黒な総長と~



「本音だったんだけど・・・。

俺と涼ね、幼なじみなんだ。

それで、興味が、沸いたんだ。

あの涼に抱っこしてもらう女の子にね」




え。



ええええええええええええええええ!


嘘でしょ?






知ってた?と言う意味を込めて紅髪を見ると

驚きを隠せないようだった。


目を丸くしたのは、あたしだけじゃなかったのかという。

妙な安心感があったせいか、

三人より、早く回復して質問した。




「それだけ、ですか?」



考えるより先に出たのだが、悠貴は驚いた顔をして、ふーんといった。


「意外やわ。なかなか、鋭いんやな。」


え?