【完】翼龍 ヨクリュウ ~あたしとクールで腹黒な総長と~




悠貴は、取り出したスマホでなにやら打ち込み、送信してから向き合った



「なんで、いきなり敬語なんですか?

普通にしゃべってください。」



悠貴くん。君も敬語じゃん。 
突っ込むと、本題にいかなそうなので、黙っておくけどね



「連れて来たわけは、そうだな。

君に興味が、あったからかな?」



えっと、冗談だよね?


「は?こんなんにですか?」


紅髪が、なぜか反応する。





まぁ、あたしもそう思ったけどね。

でもこんな、カッコイイひとに言われたら本気になっちゃう子絶対いそう。


「ないッスよー」

「・・・(コクンと頷く)」


そんな、二人まで全否定しなくてもー


ふ、あたしは気にしないぞ。

うん。



「またまたー、(笑)

で、なんで?」



完全に冗談ととったあたしに

悠貴は苦笑しつつこたえた。