【完】翼龍 ヨクリュウ ～あたしとクールで腹黒な総長と～

いつの間にか、涼を目当てにしてなかった？


肝試しのときだって、



美紀のことなんて、



全然考えてなかった。





グルグルと考えて、黙ったあたしを美紀は肯定と受けとったらしい。







さらに言葉を続けた。













｢結局はみんなね～おんなじ～なんだよね～。




もう、帰りなよ～。あたしの～ことなんて～ほっといてさ～





ちゃんと伝えとくよ？涼にね





まぁ、結果はわかるけど～｣







やめて！この気持ち大切にしたいの。




言いたいけど、興奮してる美紀に



なにも、いい言葉は思いつかなかった。