美紀に声をかけてみる。
「いま、会議中みたいだし後にしよ?ね?」
そういって、近づいてみる。
「なあに?お説教?」
美紀は怒ったような、拗ねたような声でいった。
お姫様はご機嫌ななめだなぁ~
なんて、思ってると
「いい子ぶらなくて~いいよ~べつに~。
どうせ、結局は~幹部のみんな目当てだもんね~」
といい、美紀はくるっと振り返りドアに寄り掛かった。
ナニイッテルの。
涼達目当て?
そんなわけない!と言いたかった
でも、そう言いきれない。
そう思う自分もいる。
最初は、違った。
純粋に美紀と仲良くなれて嬉しかった。
そのこと、自体は変わってない。
でも


