相変わらず、ムスッとしながら コチラに近づいてくる。涼 こんなに席が空いてるのにな? はっ、もしかして 不良や権力者は、 すこしでも見下ろせる席が好きなのかな? なんて、思ってると、 「おい、代わるからよこせ。直」 と、涼が直さんに向けて手を差し出した。 「んー」 とめんどくさそうに、 でも“わかってる“って感じにあっさり受け渡す直さん。 「ええええええええええ」