と後方から笑い声。


「おもしろいねー。さなちゃん」



幸 だった。


手を叩きながら 歩いてくる。

少し後ろには、直もいる。


き、聞かれた。


恥ずかしい/// ///

なんか変なこと

してないよね。

どうしよう。穴があったら入りたい。


顔に熱が集まってくるのが わかる

近づいてくる、幸達から離れようと


後ろに後ずさると


「グワァ」


足を滑らせて、芝や草の生えた坂を


滑り落ちていく。



ふと、冷静に思った。




グワァってなんだ


グワァって


女子失格じゃないですか?





そこで、あとは、何も考えることができなくなった。