そうだ!玲央に勉強教えてもらおう!



テスト勉強なんかしなくても余裕だからきっとひまでしょ。



あたしは簡単に身支度をしてあいつの家へと向かった。



ピンポーン♩


いつものように玲央の家のインターホンを押す。



ガチャ



玲央はインターホンに応答することもなく扉を開けた。



「なんだ、お前かよ。」



髪の毛は少しぐしゃぐしゃだけど、幼なじみのあたしから見ても正直かっこいい。髪の毛は少し茶色くてサラサラ、背も高くて顔も小さい。クラスの女子たちが騒いでるだけはあるよ。



それにしても……玲央の応答淡白すぎ。
あたしのこと見て明らかにガッカリしてるし。