今日も俺はいつものように学校へ向かう準備をしていた。
家の一階の窓からは実結の家の様子が見れる。
あいつのことだから昨日は夜遅くまで勉強していて、朝はばたばた髪の毛ボサボサでやってくることだろう。
たぶん実結は気づいてないと思うけど、あいつが家から出てくるタイミングで俺もいつも家を出ている。
今年はクラスも一緒だけど、学校ではあんまり話せないし行き帰りはせめてっていうようおれの願い。
こんなの恥ずかしくて一生言いたくないけどな。
そんな生活は小学生の時から続くわけでかれこれもう10年目になる。
そうなってくると、同じ通学路を通る人も顔なじみになるわけで。
でも、今日はいつもと違うやつが現れたんだ。



